販売体制

海外代理店と販売店の違い|権限・在庫・代金回収を比較

日本語でどちらも『代理店』と呼ばれることがありますが、名称だけでは役割を判断できません。誰が顧客へ販売し、契約し、代金を回収し、品質・保証へ対応するかを取引の流れで確認します。

販売体制 / PREPARE FOR YOUR NEXT CITY

販売店は通常、自ら仕入れて再販売する

Distributorは一般に商品を仕入れ、自らの顧客へ再販売します。ただし価格、在庫、保証、販促、再販売地域など実際の権利義務は契約と現地法で確認します。

代理店は通常、取引を仲介する

Agentは一般に顧客開拓や交渉を支援し、成立取引に手数料を受けます。本人を拘束する契約権限、代金受領権限、値引権限を持つかは必ず明文化します。

税・雇用・競争法・許認可を確認する

恒久的施設、源泉税、雇用類似性、競争法、商業代理店登録などの扱いは国と契約実態で変わります。名称を変えるだけでは法的性質が変わらないため、現地専門家へ相談します。

役割分担表を契約前に作る

見込み客の発掘、見積、価格承認、受注、輸入、在庫、請求、回収、返品、保証、顧客データを誰が担うか一行ずつ決めます。その表と契約書の不一致を法務レビューで確認します。

役割を名称ではなく取引で比較する

確認軸Agentの一般例Distributorの一般例
顧客との売買本人の取引を仲介自ら仕入れて再販売
収益手数料仕入・再販売価格の差
在庫・回収通常は本人側通常は販売店側
価格・契約権限付与範囲を要確認再販売条件を要確認
保証・顧客対応商品・国・契約で分担を明文化

上表は一般的な整理です。名称ではなく契約と実際の権限・運用を優先してください。

実行前のチェック

  • 顧客との売買契約主体を確認した
  • 価格・受注・代金受領の権限を明文化する
  • 在庫・保証・返品・顧客データの担当を決めた
  • 対象国の税務・競争法・代理店法を確認する
← ガイド一覧へ戻る